UE-1000T-U3 ~ MacbookAirがNASに繋がらなかった問題が解決

事務所で使用しているMacbookAir2012が、突如ネットワーク上のNAS(Wikipedia)に繋がらなくなっていた問題が、一年近く経過してようやく解決した。
(2015.04.08追記あり)
UE-1000T-U3


事務所では画像をはじめとした様々なデータファイルをみんなで共有していることと、全てのPCをSSDに換装していてストレージ容量が少ないために、ほとんどのデータをNAS上に置いている。NASではRAID6(Wikipedia)を構築しているので堅牢この上ないが、ひとたびPCからNASに接続できなくなると全く仕事にならない。まさかそんなことが起こるとは想像もしなかった。

使用しているNASはQNAP社(公式サイト)のTS-419Pで、MacBook Air以外のPCとはHubを介してGigabit Lanで接続されており、通常の使用では業務にストレスを感じないほどの速度で使用できている。

ちなみにCrystal Disk Markによる測定結果はこんな感じ。

測ってみるとそんなに速くはないな。最近のNASと比較して遅いのは、CPUとメモリが貧弱なのと、RAID6の仕様による影響だろうか。頻繁にアクセスする必要がある大きな画像や動画データは、いったんデスクトップに置いてから作業する必要がある。

参考までに外付けの3.5インチHDD(6年ぐらい前の古いやつ)をUSB3.0接続した場合の数値も。


話を本題に戻すと、事務所ではデスクトップの自作Windows7とiMac、MacBook Pro、MacBook Air(MBA)×2台使用しているのだが、一年ほど前からMBAのうちの1台がNASにアクセスできなくなった。正確には読み込みはかろうじてできるものの、書き込みに果てしなく時間がかかってしまう状態。

ググってみると「OSをMavericksにしてからSMB2経由が優先されることで共有ファイルとの接続が遅くなる~」という記事が散見され、AFPを優先するようにターミナルからコマンドで設定を変更したら改善したとの報告も多数あったが、こちらのMBAで同様の処置を施しても全く改善が見られない。たいそう困った。もう1台のMBAは遅いながらもNASにアクセスできるので個体の問題か?だとしたら買い替えるしかないのか・・・と半ば諦めていた。

ところが、秋葉原でいつものパーツ屋めぐりをしていた折に、サードパーティ製のUSB3.0<->Gigabit Lanアダプタを見つけた。
MBAで使用しているのはApple純正のUSB2.0<->100BASE-Tアダプタ(公式サイト)で、NASの速度を活かせていないと日頃から不満に感じていたので、興味を持った次第。純正ではThunderbolt<->Gigabit Lanアダプタ(公式サイト)が発売されているが、事務所のMBAのThunderboltポートは外付けディスプレイに繋がっていて使えないので。

「なんだ、こんなモノがあったのか」と手にとって眺めつつ、「あれ、もしや(ダメになった方の)MBAもGigabit Lan接続できたらNASにアクセスできるようになるんじゃないのん?」とひらめいたので、早速PLANEXのUE-1000T-U3 (公式サイト)をぽちり。amazonで税込1,845円なり。

商品が届いてMBAに接続してみると・・・あっさりとNASにアクセスできるようになった。
「なんで今までこんな簡単な事に気付かなかったんだろう」と、頭をポカポカ叩きながら歓喜。それ以降は問題なく使えている。

ただ(今のところ)、繋ぎっぱなしだと数時間でMBAが本製品を認識しなくなるので、一日に何度かUSBを抜き差しする必要が生じているのでサポセンに確認中。(抜き差しすると再び認識する)

なぜこのMBAだけがNASにアクセスできなくなったのかは、結局のところわからずじまい。
まぁそれでも、壊れずに長持ちしてくれると良いんだけどね。

(2015.02.21追記)
使用中にUE-1000T-U3を認識しなくなる現象は、他のPCでは確認できず。現在状況を見守り中。

(2015.02.26追記)
UE-1000T-U3を問題が起きていたMBAの本体右側面のUSBに接続してみたら、今のところ数日間は認識が途切れる問題が発生していない。このMBAと同時に購入したMBA2012も、買ってすぐに左側面のUSBに接続した別のガジェットを認識しない問題が発生していたので、もしかしたらこのMBAの近辺のロットに問題があったのかもしれない。
今回のMBAの左側面USBに、UE-1000T-U3の代わりに接続したキーボードは問題なく使えているので、問題があるとすれば断続的に電源供給が切れるとか?
本当の原因はわからないけど、とりあえず右側のUSBを信頼して運用していくしかない。

(2015.04.08追記)
その後、右側のUSBを使用していても断続的に接続が切れることが増え、繋がらない時間の方が多くなってしまったためバッファーロー社の同等製品に買い替えた。