EOS M2 ~ 望遠ズームレンズを付けて城南島海浜公園に行った

EOS M2を買って興味があったことの一つに、APS-Cセンサーだと35mm換算で焦点距離が1.6倍になることで、「手持ちの望遠ズームレンズでさらに拡大された写真を撮れる」というポイントがあった。
EOS 6Dに300mmのレンズを装着しても、夜空の満月とか飛行機とか鳥とか動物がイマイチ画角の中では小さく感じることがあったので。
てことで、実売3万円台だけどなかなか(特に手ぶれ補正が)優秀なTAMRONのSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD(公式サイト)を、マウントアダプター経由でEOS M2に合体させて城南島海浜公園へ向かった。

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右端の薄い板状の物体だけがEOS M2。軽四でトレーラーハウスを牽引しているような違和感がある。

城南島海浜公園(公式サイト)は羽田空港のすぐ近くに位置しており、バーベキューやスケボー広場やドッグランなどがある、東京湾に面した都民の憩いの場である。一方で、風向きによって旅客機が羽田空港のRWY22に着陸する際は、機体が公園の目の前を低空で飛行することから、航空機ファンの間でも人気のあるスポットだ。

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撮影し始めてすぐにわかったのが、このレンズとの組み合わせだとAFが非常に遅いこと。遅いだけなら良いけど、夕暮れ時で暗くなってきたせいか、いつまで経ってもフォーカスに迷って合焦しないこともある。動きの速い被写体を撮影するのは諦めた方が良いレベルだね。
仕方がないので、途中からはライブビューで拡大しながら無限遠にMFでフォーカスしておいた。しかしズームリングを回すたびに手の平がピントリングに当たったりして、いつの間にかピントがズレちゃってるんだなぁ。。
シャッターを切るたびにAEの設定が変わり、同じ飛行機を追いかけてるのに明るさや色が変わってしまうので、露出もマニュアルに変更した。これは他のカメラでも同じだけど。

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ズームで広角にするのが間に合わず、機体を画角に収めきれなかった写真
ズームリングを回そうとすると、重量の軽いEOS M2のボディも一緒に回ろうとするのだが、ボディ側に右手でグリップできるような凹凸が乏しいため、素早く適切にズームリングを調整するのが難しい。
慌てて右手でボディをがっしりとホールドしようとして、右手親指の腹がボディ背面の設定ボタンに触れまくって、撮影しているうちにワケの分からない設定になっていることが何度かあった。

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しかし300mm×1.6=480mmはさすがに寄れる!

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機体のすぐ下にある白くて丸い物体は、月です。わっかるかなぁ〜?わっかんねぇだろうな〜。

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機体を全て画角に入れるより、ぐっと寄ってちょっと変わったプロポーションでトリミングされている写真を探すことが面白くなってきた。ま、負け惜しみじゃないからね(震え声)。

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バズーカみたいなズームレンズを三脚に乗せてるカメラマンも居たけど、「ふたり揃って飛行機と写真が趣味」といった雰囲気の男女も何組かいて、みんな楽しそうだったな。

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最後にEF-M22mm F2 STM(35mm換算で約35mm)で撮った写真。ISO3200だとノイズがすごい。JPEGだったらカメラ内でもう少しノイズを抑えた現像をしてくれるんだが、連写のスピードを上げるためにRAWだけで撮影していたので。

途中でも書いたけど、このレンズとの組み合わせで素早い動きの被写体を撮るのは厳しいです。今度は満月でも狙ってみようかな。